30代会社員のアメリカ(Boise Idaho) > シンガポール駐在生活

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アメリカ Boiseでの妊娠・出産に関して

実は子どもが生まれました。

日本に戻って出産するか、アメリカで出産するかの選択肢があるわけですが、今回アメリカでの出産を選択しました。(もちろん妻の意思が第一)

今回は、アメリカでの妊娠・出産に関して書こうと思います。

 

目次

 

概要

アメリカで妊娠・出産、と調べると数多くのBlogがヒットします。そのほとんどが大都市にお住まいの方なので、私たちのように非常に小さな都市に駐在している例が非常に少なく、環境が違いすぎてあまり参考にならないことがあります。

今回書くことは、下記条件が当てはまったうえでの話になります。アメリカでの共通事項ではないこともあるはずで、そこはご了承願います。

  • 駐在員で、会社が提供する保険に加入している
  • Boiseはアイダホ州の州都で、町の規模は小さいが一通り何でもある環境(日本語が通じる病院、サポートしてくれる施設は一切なし)
  • 妻がアメリカで出産することを選択してくれた

妊娠発覚~出産までの流れ

簡単に流れを箇条書きしました。

  1. 妊娠検査薬で陽性と出る。
  2. 産婦人科を探し、電話で予約する。
  3. 病院で検査を実施し、妊娠していると診断される。
  4. 最初の数回は2週に1回検診に行っていたが、その後は4週に1回に。
  5. 臨月に入り、週に1回の検診になる。
  6. 出産し、1泊だけ入院。(陣痛からカウントすると2泊病院にいました)
  7. 退院し、家に到着。

日本での事情をきちんと分かっていないで分かりませんが、Blogを見る限りだとアメリカの方が良くも悪くもいい加減というか、小ざっぱりしているようです。

日本:至れり尽くせりやってくれる

アメリカ:やるべきことをやる、余計なことはしない

といったイメージでしょうか。

それぞれの項目に少し補足を加えて行こうと思います。

1. 妊娠検査薬で陽性と出る

妊娠検査薬はWalmartで買いました。TargetやWalgreensにも売っていると思います。

値段は数ドルで、最近のは誤検知することはほぼないようです。使い方は日本のと

陽性だった場合は産婦人科の予約をしましょう。

2. 産婦人科を探し、電話で予約する

産婦人科を探すに当たって、最終的にどこで分娩・出産をするか視野に入れて決めるのがいいと思います。いくつか選択肢がありますが、最終的に大きな病院で分娩・出産までするのであれば、最初からその系列の病院に通院するのが楽かと思います。

Boiseには2大系列病院があります。

St. Luke's

https://www.stlukesonline.org/

Saint Alphonsus

https://www.saintalphonsus.org/

私たちはSt. Luke'sのBoiseにある産婦人科に通院し、分娩・出産までおこないました。

周りの意見を聞くと、St Luke'sの方が評判がいいように思います。

さて、行く病院を決めたらどのドクターに見てもらうかを伝えて予約しないといけません。加入している保険のProviderをあるかを確認し、電話で予約になります。

私たちの場合は、どの先生がいいか正直分からなかったので、

  • 女性のドクター
  • 予約が一番早くとれるドクター

を伝えて、ドクターを決めてもらいました。

3. 病院で検査を実施し、妊娠していると診断される。

4. 最初の数回は2週に1回検診に行っていたが、その後は4週に1回に。

5. 臨月に入り、週に1回の検診になる。

通院ですが、最終的に13回病院に行きました。

ちなみに私はすべての診察に同行し、胎児の状況や妻の体の状況・変化を一緒に聞いてきました。

基本的に夫や妊婦の親が同行するのがアメリカのスタイルのようです。一緒に成長を見守れた感があったため、同行できて良かったです。職場の人に感謝です。

頑張って時間を作って、診察時に一緒に行くのを強くお勧めします。

特に異常がなければ、臨月までは4週に1回程度の頻度での通院になると思います。私たちの場合は、最初にちょっとした異常が見つかったというのもあって、2週に1回の診察ペースでした。異常なしが確認できてからは4週に1回のペースになったという感じです。

途中途中でダウンの検査や糖尿病検査等を挟んでおり、検査項目には日本とアメリカで差はなさそうに感じます。

超音波検査はUltra Soundと英語では言いますが、日本のように頻繁には行いません。私たちは4回実施してもらいましたが、順調にいっていれば3回のみの超音波検査で、決して多くない回数かと思います。

臨月に入ってからは週に1回の診察で、ドクターによる子宮口の確認と色々相談といった感じでした。(結局、子宮口の確認も)

さて、アメリカの病院への通院時に気になることは、

英語でのやり取り

だと思います。が、実は心配する必要なしです。

さすがアメリカと言うべきか、

無料で通訳のサービスを利用することができます。

基本的にはSkypeスタイルで顔をお互いに見ながら会話できるため、通訳を挟んでスムーズにやり取りすることができます。(通訳用のモニタを持ってきてくれます)

通訳さんにすべてをゆだねてドクターと会話をするのがコツです。

あえて欠点を挙げるならば、通訳さんのスキル差が大きいです。はずれの人の特徴は、

  • 非常にいい加減な通訳をする
  • 会話のテンポが悪い
  • 独自の話を付け加えてくる

が挙げられます。特に1つ目のいい加減な通訳をしてくるのは非常に厄介で、勘違いしたまま話が進む可能性があります。聞き返すなどして、正確な通訳をお願いしましょう。通訳さんの歯切れが悪くなったときは要注意です。

話は逸れますが、日本の横浜市でも通訳サービスを試験導入している病院があるようで、非常に素晴らしい試みだと思います。

 

www.asahi.com

6. 出産し、1泊だけ入院。(陣痛からカウントすると2泊病院にいました)

7. 退院し、家に到着。

予定日より早かったある日の週末に、陣痛っぽいものが。

こちらの病院では、

陣痛の間隔が5分おきで2時間続いたら病院に来る

ように指示されていました。それを待って病院に行きました。週末でしたがメインのエントランスが開いている時間帯でしたので、直接所定の場所まで行きました。時間外だと、Emergencyに行ってから所定の場所に移動となるのでやや面倒です。

陣痛が来てからの流れ等は、別の記事にまとめておこうと思います。

 

で、数時間後に無事にこどもが生まれました。

生まれたのは日が変わってからで、最終的に入院した部屋にきたのは夜中の3時ごろ。

その部屋では1泊して、退院しました。

アメリカは退院までがめちゃくちゃ早い。私が加入している保険だと、2泊までカバーしてくれるそうで、それでも最大2泊の入院しかできないというわけです。何が何だかよく分からないまま退院して、家で赤ちゃんの面倒をすぐに見るようになります。

まとめ

妊娠から出産までをザックリまとめました。

日本とアメリカとの違いは、

  • 診察内容の違い(アメリカはエコーの回数が少ない)
  • 診察に同行するか(アメリカでは誰かしらが同行している)
  • 入院日数(アメリカは短い)

といったところです。細かい話は他にもありそうですが、それはまた別に書いていこうと思います。

今回はこの辺で。