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アメリカ Boise 医療費を間違って請求された時の対処法

アメリカでそれなりに長く生活をしていると高確率で経験する

「医療費を間違って請求してくる」

という現象。(* 高確率、というのは完全に個人の推測です)

駐在員にとっては非常に心臓に悪いもので、対応に苦慮するものです。

このような状況に直面しても焦らないように、私の経験をシェアしたいと思います。

(* あくまで私の経験談と個人的な意見であるため、事実とは異なる場合があるかもしれません。その点に関してはご了承下さい。)

 

目次

 

概要

未だになぜこういう間違いが起こるのか全く分かりませんが、アメリカではこのようないい加減な事がよく起こるようです。

私のいう「間違った請求」というのは、

「すでに支払い済みにもかかわらず、再度医療費を請求してくる」

という類のものです。

悪質な詐欺、といっても過言ではありません。

ひどいものでは2年以上さかのぼってわざわざ再請求してくるケースもありました。

封書を受け取った時の絶望感、そしてしばらく後からくる怒り。

このような目に合わないよう、どう行動すればいいか詳細を書いていこうと思います。

私に実際起こったケース

概要でも少し書きましたが、

過去にさかのぼって再度請求されるケースが3度ありました。

  1. 妻が通院した際の医療費... 再請求額:約800ドル
  2. 子どもが生まれた時の医療費... 再請求額:約1200ドル
  3. 私の歯科通院の医療費... 再請求額:約150ドル

もし、言われるがまま払っていたら2000ドル以上無駄に支払っていたことになります。いずれも違う機関からの請求だったので、その機関の問題ではなく何らかの共通の問題があるようです。(アメリカ社会の問題?)

私自身すべて支払いが完了している、という自信があったのですが、いざ請求書を受け取るとその自信も揺らぎます。また、同封されているLetterには支払期限を過ぎるとクレジットヒストリーに影響するなどの文言があったりで、急いで対応しないといけないという焦りも生まれます。

 

さて、いくつか対処してきて、焦らずに対処するための手順が何となくわかってきましたので、それを簡単にまとめてみました。

対処の手順

封書(=Letter)を受け取ってからどのように対応すればいいのかを箇条書きします。

  1. Letterの内容と発行された日にち、支払期限を確認する。
  2. 保険会社に連絡し、Letterの内容に関して問い合わせる。
  3. 保険会社が対応できる場合はお任せ、対応できない場合はLetter発行元の会社に電話する。
  4. 必要に応じて人事にも連絡をしておく。
  5. 支払う必要がないことが確認できれば完了。

そのあとに詳細を。

1. Letterの内容と発行された日にち、支払期限を確認する
2. 保険会社に連絡し、Letterの内容に関して問い合わせる

保険会社への連絡が重要です。

そのLetterの内容が正しいのかを確認する必要があります。駐在員向けの保険会社は日本語対応の窓口があるか、少なくとも通訳サービスがあるかと思います。まずは事実確認をしましょう。

Letterの内容の中に支払期限があるかと思います。Letterを受け取った際にすでに数日しか残されていないこともありますが、焦って支払わないようにしましょう。

支払期限を過ぎるとCredit Historyに傷がつきますよ、なんて文が入ってたりしますが、

事実確認を終える前に払ってしまうとLetterが間違っている際にお金の回収が難しくなることがあるそうです。(私自身お金を事実確認前に支払ってしまったことがあって、そのときに保険会社の方に言われました)

もし日にちに猶予がない場合は、

Letter発行元に電話して支払期限を延長してもらうようにしましょう。

「保険会社が調査しているので支払期限を延長してくれますか」といてば、大抵の場合は延長してくれるようです。

3. 保険会社が対応できる場合はお任せ、対応できない場合はLetter発行元の会社に電話する
4. 必要に応じて人事にも連絡をしておく

保険会社が手伝ってくれることは、

  • 支払いなどに関するデータや履歴の確認
  • 通訳

です。支払う必要があるかどうかをすぐに調べてもらえます。また、通訳としても手伝っていただけるので、Letterの発行元に電話する際に入ってもらったりしたこともあります。

大抵のことはこの時点で解決するはずです。

 

少し話が脱線しますが、

保険会社の対応力は、担当者のスキルによる と個人的に思っています。アメリカに住むと分かるのですが、担当者によって対応力が全く違います。最初に電話した担当者はできないと言っていたことが、電話をし直して別の担当者と話すとあっさりできる、みたいなことがよくあります。

そして、日本語窓口というと日本のようにある程度スキルが横並びの人が働いていると思ってしまいますが、良くも悪くもアメリカナイズされていて、スキルに大きな差があるように思います。いい担当者に当たる運も必要かも。

 

会社によっては人事に連絡する必要があるかもしれません。

連絡の義務が必要がない場合でも会社の人事に伝えておけば助けてもらえるはずなので、一報入れておくことをお勧めします。

5.支払う必要がないことが確認できれば完了

支払いの必要がないことが確認できても追加で連絡が来ることはありません。

また、謝罪も基本ありません。

終わりはあっさりとしています。

まとめ

「間違って再度請求される」

なんてこと日本で経験したことがないので、アメリカはなんていい加減な国なんだろうという話ではありますが、こっちとしては間違ったものに支払わないように気を付ける以外方法がなさそうです。

結構エネルギーを使うので疲れますが、よく分からない請求書を受け取った時は焦らずに事実確認を進めて、誤って二重に支払ってしまったなんてことがないように気をつけましょう。

ということで今回はこの辺で。