アメリカ Boise/ BBQ Grill (Pellet Grill)の使い心地について
アメリカと言えばBBQが思いつくかと思いますが、一軒家の家の庭には大体大きなGrillが置いてあります。Grillのタイプは火をつけるための燃料で３つに大きく分けられます。
- Gas Grill：プロパンガス
- Charcoal Grill：木炭
- Pellet Grill：ペレット (木くずを固めた粒)
アメリカでは手間がかからないGas Grillが人気のようで、我が家のご近所さんも大抵このタイプを持っています。
さて、我が家はというと、、、
- 大きなGrillを日本で持つことはないだろう
- Pellet Grillはアメリカらしいものでは？
という理由で、Pellet Grillを購入しました。
(過去に夏の準備と題して記事を書いているので、貼っておきます。Pellet Grillを買った経緯をものすごく簡単に書いてあります。)
この記事でPellet Grillを使ってみた感想を書きます、と宣言していたのを偶然見かけたので、ここにきちんと残しておこうと思います。
結論から言うと、
Pellet Grillを買ってよかったです。
ただし、小さなCharcoal Grillも買い足しています。
メリット・デメリットがあるので結局２種類買っているので、その辺について色々書いていきます。
目次
- Pellet Grillとは
- Pellet Grillのメーカー
- Pellet Grillのメリット・デメリット
- Z Grillsの使用感
- 我が家のBBQ Grill(実はCharcoal Grillも追加購入)
- まとめ
Pellet Grillとは
過去記事の写真を流用しますが、下記がPelletです。
木のくずを粒上に塊にしたもので、色々なフレーバーがあります。Pelletのフレーバーによって、食材につく香りが変わっきます。食材の向き不向きもあるようです。
Pellet Grillのメーカー
さて、Pellet Grillを作っているメーカーで有名どころはこちらです。
(可能であれば実物をアウトドアショップやホームセンターで確認してから買うのをお勧めします。大きさの確認、Grillの内部の確認などは実物を見るのが一番です)
Traeger
https://www.traegergrills.com/
Traegerが一番メジャーどころかと思います。
職場でPellet Grillをもっている人は、みんなTragerを使っているようです。私も最後の最後までTragerにしようか迷ったのですが、金額面で断念しました。
TraegerのGrillは高いです。
小さめのGrillでも８００ドルほどするため、余程BBQ好きか長くアメリカにいる予定の人でないと手が出しづらいかと思います。ただ、アメリカ人が好んで買っているものなので、Grillとしての性能は優秀なんだと思います。
Green Mountain
Pellet grillのおすすめ的なサイトを見ると、Tragerに並んでこちらのGreen Mountainもよく出てきます。こちらはTragerよりも値段は安く、小さめのGrillなら５００ドルほどで買うことができます。
私がこのGrillを選ばなかったのは、焼く部分が１段しかなかったからです。大抵のGrillは２段になっており、ハンバーガー用のバンズを焼いたり、野菜を焼いたりとできます。Green Mountainの場合は、アクセサリーとして別途購入する必要があります。
PIT BOSS
https://pitboss-grills.com/wood-pellet
HomeDepotやLowe'sなどのホームセンターでよく見かけるGrillです。
こちらも比較的安く、５００ドルほどでGrillを買うことができます。
このGrillにしなかった理由は特に覚えていませんが、、、
単純に特に魅かれるものがなかったから、だったかと。
結局のところ、
もう少し安いPellet grillが欲しい
という結論に行きついたのだと思います。
Z Grills
ということで、こちらZ GrillsのPellet Grillを買いました。
下の写真が実際に買ったモデルのGrillで、税込みで約３９１ドル。
他のメーカーよりも圧倒的に安かったというのが決め手でした。
こちらのGrillは店頭で見かけることはなく、ネット上の評判だけで購入を決めました。(他の人にGrillの購入に関してアドバイスするときは実物見るのを勧めます)
こちらのGrillの使用体験をもとに、Pellet Grillのメリット・デメリットを書こうと思います。メーカーによって多少違いがあるかもしれませんが、その点はご容赦願います。
Pellet Grillのメリット・デメリット
個人的な意見にはなりますが、私が感じるメリット・デメリットを書きます。
メリット
- スモークの香りが効いてて美味しい
- 色々なフレーバーを試せるので面白い
- 掃除が楽
デメリット
- 稼働させるのに時間がかかる
- 温度の管理が難しい
- 食材を焼くのにコツがいる
- 煙がすごい(住んでいる場所によっては嫌がられる？かも...)
その他
Pellet Grillを買う前提として、
スモークの味が好きでGrillを使うのに面倒さは目をつむることができる
必要があると思います。
また、日本のBBQのように、リアルタイムで食材を調理しながら食べるスタイルとは非常に相性が悪いです。
少し面倒なのが好き、と言える人でないとPellet Grillは買わない方がいいです。
Z Grillsの使用感
さて、メリット・デメリットに関して補足する形になりますが、Pellet Grillを使っている感想を書きます。
焼き上がりの味ですが、とてもスモークがきいていて美味しいです。
特にBaby back rib。
あまり日本では馴染みがない部分かと思いますが、Pellet Grillとの相性が抜群に良い。
我が家で実際に調理したものはこちら。お店で食べるよりも美味しい！
Grillによってスモークのきいた美味しいものができるのですが、ここからはデメリットの部分を色々と書きおこします。。。
まず、食材を焼くまでに準備段階として１時間近くかかります。
Grillはカバーをかけているものの、基本的に屋外に放置されています。そのため、食材を焼くまでに外部から入ってきたものを焼き切る作業が必要になります。説明書にはGrillをONにしてPelletに火が付いた状態で４５分と書いてありますので、それに従うとおよそ１時間準備にかかります。ずっと様子を見ているわけではないので手間ではないですが、結構時間がかかります。
食材を焼いている間の温度管理が難しいです。
これはZ GrillsのGrillの問題なのかもしれませんが、温度を安定させるのに時間と手間がかかります。Pelletに火をつけるのに一旦最大火力にしますが、そのあとに温度を下げようとしてもなかなか下がらず、最悪の場合温度が上がりすぎて安全装置によって電源がオフになります。
そうなると面倒で、
所定の温度まで再調整が必要＋安全装置が再度作動するかも
という無限ループに陥る可能性があります。そのため、温度が上がりすぎる場合は所定の温度より低く設定し、Grillの扉をこまめに開けて温度を下げる作業が必要になります。Grillに張り付いている必要があるため、なかなか厄介。
３０分ほど格闘すると温度が安定してきて、放置できるようになります。
まあ何とも癖のあるGrillというのが正直なところですが、
駐在期間限定の贅沢な作業
と思ってしまえば気にならないものです。
我が家のBBQ Grill(実はCharcoal Grillも追加購入)
結局、日本式リアルタイムBBQ(焼いてすぐ食べる方式)用にもGrillが欲しくなり、小さいCharcoal Grillも追加で購入しました。(写真手前のGrill)
小さいCharcoal Grillは大きめの肉が４枚ほど置ける大きさ。
こちらのGrillに関しては、また別途紹介しようと思います。
日本スタイルのBBQするなら日本でGrillを買って持ってきた方がいいと思います。アメリカのGrillは基本大きくて使い勝手のいいものがありませんので。。。
まとめ
Pellet Grillの紹介と実際に使っている感想について書きました。
スモークの香りが好きで手間を惜しまない人はPellet Grillおすすめですが、特にGrillに対してこだわりがない場合は、おすすめはしません。
Boiseの夏も終わりかけているので、少し涼しくなったタイミングでGrillの使用頻度を上げていこうかと思います。
それでは、今回はこの辺で。
