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アメリカで大腸内視鏡検査を受けた話-検査当日ー

 前回、アメリカで大腸内視鏡検査を受けたきっかけと検査前までをまとめました。今回は検査当日をメインに色々書いていこうと思います。

前回の記事は下記です。

onikuyama.hatenablog.com

 

目次

検査当日にすること

今回の検査は午後1時からだったのですが、箇条書きにすると

  1. 朝の7時から下剤の第2弾を飲み始める。
  2. 9時までに飲み終え、それ以降は何か飲むのも食べるのも禁止
  3. 予約時間の30分前に病院に到着し、手続きを済ませる
  4. 午後1時から検査の準備を病室で開始 (血圧や脈の確認など)
  5. 午後2時半から検査のため検査室に移動
  6. 午後3時に検査終了
  7. 麻酔の効果が抜けるまでの約1時間の間に病室で執刀医から話を聞く
  8. 帰宅 (午後4時半ごろ)

といった感じです。

検査自体は30分ほどで終わるのですが、準備や検査後のアレコレで半日くらいかかりました。もう少し詳細を書いていこうと思います。

病院に着いてからの手続き

病院に到着したら外来患者の手続きが必要と聞いていたので、30分前には到着するように家を出ました。そういえば今回検査を受けた病院はこちらになります。

Meridian Medical Center

https://www.stlukesonline.org/communities-and-locations/facilities/hospitals-and-medical-centers/st-lukes-meridian-medical-center

さて、病院のエントランスに入ると受付のデスクがあります。少しキョロキョロしているとすぐに話しかけてくれて、名前と用件を伝えると担当者を呼んでくれます。担当者が来るまではデスクの裏にあるソファで待ちます。

名前が呼ばれると、外来患者の手続きを行います。予約内容や患者の個人情報の確認をし、下記3つの書類にサインをしました。

  1. 検査前に検査に関する承諾書
  2. 情報管理に関する書類
  3. 通訳サービスを利用することに対する書類

2 の情報管理は、検査の結果を家族や友人などと共有しても良いかという承諾書でした。患者本人が嫌と言えば家族にも情報を開示しないようにできるのかもしれませんね。

3 は「Interpreter Service」と言って、メリカの病院では無料で通訳のサービスを利用できます。最近、日本でも導入を始めた医療機関が出てきているみたいですね。

全ての病院利用できるわけではないのですが、日本語を含めて十数か国の言語が対応可能になっています。こちらのサービスは通訳の人が実際に病院にいるわけではなく、オンラインでビデオ通話ができるというものです。

 

3つの書類にきちんとサインをして、外来患者の手続きは終了。看護師が呼びに来るということなので、近くの椅子に座り待ちます。

病室へ移動して検査前の確認

名前が呼ばれたので病室に移動します。

広間に10個ほどカーテンで仕切られた半個室?のようになっていました。各部屋にベッドがあり、服と下着を脱ぎ、検査着を着てベッドで横になって待つように指示されます。そのあとは、

  1. 看護師Aによる血圧、脈、体温の測定
  2. 看護師Bと医師Aによる問診
  3. 点滴と麻酔を打つための準備 (看護師C・D、血管アクセスA)
  4. 検査室へ移動
  5. 病室に戻る
  6. 医師Aから検査結果の報告
  7. 看護師Eによる検査後の後始末
  8. 帰路につく

どんだけ看護師居るんだよ、って話。

予想外のことが起こったということを前回の最後に申し上げましたが、それは「血管アクセス」という聞きなれない部分での話です。

麻酔薬を入れるように針を腕にさしておくのですが、血管が細すぎて看護師の誰も針を刺せないという状況に...そこで最後の砦として現れた方が、「Vascular Access」(血管アクセス)というTシャツをきた女性。血管にアクセスするプロのようで、エコーで血管を探していました。(エコーで血管探すの初めて見た)

今回なぜここまで苦戦したかを教えてくれました。元々血管が細いうえに、下剤のせいで脱水気味だったためにさらに血管が細くなり針がさしにくい状況になっていたとのことです。

気になるのは、この処理が入ったことによって治療費が上がるのではないかという点です。「Vascular Access」の方がいなかったら検査できなかったので仕方がないのですが、ここでどのくらい費用が変わるのかは気になるところです。請求書の到着を楽しみにしているところです...

 

検査の説明もありました。

内視鏡をお尻の方から入れて直腸と大腸の中を確認するのですが、そのときに麻酔をかけます。ただこの麻酔はちょっと特殊で「意識はぼんやりとあるけど痛みなどはなく記憶にも残らない状態」になるとのことです。

いざ検査へ

検査室に入って以降、全く覚えていません。

気づいたら病室に帰ってきていて、その時におぼろげながら会話をしていたようですが、それもあまり覚えていないという...薬の力はすごいですね。検査自体は一瞬で終わった感覚です。

検査結果

気になる検査結果は、異常なし!

まったくもって健康で、ポリープなどもなく心配ないとのことでした。

いやー、よかったよかった。

検査結果自体は検査後すぐに執刀医から説明をしていただけて、問題なかったことや今後何に気を付ければいいかを教えてもらいました。すごく丁寧に説明してくれて、いいお医者さんでした。結局、血便が出たのは堅い便により直腸に傷がついたという結論に至りました。なので、便を柔らかくするように食物繊維の多い食品を食べで水をたくさん飲むようにアドバイスを受けました。

「Metamucil」という食物繊維のサプリメントも勧められました。こちらはスーパーにも売っている一般的なサプリメントのようですので、おいおい試してみようと思っています。

まとめ

2部にわたってアメリカで大腸内視鏡検査を受けた話をしました。

日本と違って検査費が高いことや病院のシステムが違うことで戸惑うことが多かったのですが、結果が何事もなくて安心しました。病院や保険のシステムについてもいい勉強になったかなと思ってます。消化器系の医療英語にだけ妙に詳しくなったというのもあります。

検査等は日本で受けられるに越したことはありませんが、アメリカでも問題なく検査できることが分かっていただけたかと思います。もし、大腸内視鏡検査を受けてみたいと気になっている方がいれば、ぜひ参考にしていただければと思います。

では、今回はこの辺で。