アメリカ Boise アメリカ大統領選挙 選挙期間中に感じたことと投票に関して
アメリカ大統領選挙の当確がついに出ました。
今後4年間の大統領は、
ジョー・バイデン氏
になるとのことです。私の個人的な予想は外れてしまいましたが、蓋を開ければバイデン氏圧勝といったところでしょうか。
世論調査だと、経済政策においてはトランプ大統領の方が評価されていたようです。なので、COVID-19対策と嫌悪感が敗戦につながったのかな、と。
マスコミ各社から当確が出ましたが、大統領に正式なるにはまだ時間がかかるようで、その間のトランプ大統領の動向が注目されています。
さて、この4年に一度の大イベントをアメリカで運よく体験できたことを忘れないうちに書き残そうと思います。
また、今回は実際に投票もしてみました。
その辺のことも書き残そうと思います。
目次
アメリカ大統領選挙期間中の様子
日本とは全く違い、大きな盛り上がりを見せます。
私が感じた違いを箇条書きにしてみます。
- 自分の支持政党を堂々と表明する (一般市民、有名人ともに)
- 候補者が資金を集めるためにグッズを作成し、販売する
- 支持者はグッズを日常生活で身に付ける
- 支持者の演説等の集会があるとスポーツかというくらいに観客が盛り上がる
- 電話やテキストメッセージで選挙に関心を持ってもらうよう連絡が来る
- マスコミが支持政党を表明しており、報道の仕方が明確に偏っている
- 過激な支持者がいて暴力沙汰が発生する
自分の支持政党を堂々と表明する (一般市民、有名人ともに)
日本では、有名人が政治の話をするとタブーなところがありますが、アメリカではそこまでのタブーはなさそうです。今回でいえば、
トランプは嫌いだからバイデンに投票しよう!
みたいな具合で気軽に話すことができるし、国民もいちいち悪いことを言いません。
選挙に関心が高いのは気軽に話ができるからかもしれません。
候補者が資金を集めるためにグッズを作成し、販売する
一番私が驚いたのは、
候補者が選挙応援グッズ的なものを作成して販売している
ことです。各候補者のWebサイトに行くと購入できます。
トランプ大統領のWebサイト (Shopページ)
バイデン氏のWebサイト (Shopページ)
下記にトランプ大統領のグッズを載せますが、共和党が盤石なアイダホ州では身に付けている人をチラホラ見かけました。
帽子が30ドル...
結構いい値段しますね。選挙活動費として使用されるようです。
マスコミが支持政党を表明しており、報道の仕方が明確に偏っている
私も今まで知らなかったのですが、アメリカのマスコミ各社は支持政党を明確にしてそれが報道に反映されているようです。
- リベラル(民主党支持):NYタイムス・ワシントンポスト・CNN・NBC
- 保守(共和党支持):FOXニュース
CBS ABCもどちらかというとリベラルなようで、米国主要メディアのほとんどがリベラルということになるようです。なので、TVを見ているとトランプ大統領の悪い面を多く報道している印象が非常に強かったです。
唯一のトランプ大統領の味方ともいえるFOXニュースもトランプ大統領の敗北を伝えているという話もあり、今後の動向が注目されています。
実際に投票してみた
ということで、今回投票してみました。私自身の備忘録がてら投票までの流れをまとめておこうと思います。
手順は非常にシンプルです。実際におこなった手続きは下記です。
- 有権者登録
- 不在投票の用紙を申請
- 投票用紙に記入
- 返送用封筒で返送
- 投票完了
こちらのWebサイトに手順が記載してあり、参考にしていただければと思います。
有権者登録
まず、Webサイト上で有権者登録します。
有権者登録では、個人情報各種・支持政党などを記入して提出します。
今回の選挙中に支持政党からテキストメッセージや郵便が来ていたので、有権者登録の情報をもとにしているのではないかと思います。
不在投票用紙の申請
Webサイト上で簡単に申請することができました。今回の選挙では、10月7日あたりに申請者に一斉郵送だったかと思います。受け取った投票用紙(左)と郵便ポストに入っていた投票の手引き(右)です。
投票用紙に記入
投票したい人の左にある白抜きした四角を黒く塗りつぶすだけです。
大統領以外にも上院議員の選出、裁判官の承認、州の改正法案の是非などなど実は色々な選挙を兼ねています。
返送用封筒で返送
返送する際に色々ルールがあるため、同封されていた説明に従って記入済み投票用紙を入れて返送します。
投票完了
先ほどのWebサイトで投票に関する状況確認ができました。
私が不在投票用紙を受け取った際は、Statusが”Send”になっていましたが投票日前日にはStatusが”Accepted Valid”になっていました。きちんと票が入ったかと思います。
以上が投票に関する手順でした。
一度有権者登録すれば、日本と手間は変わらない気がしました。ただ、未だに票を数えるのに時間がかかったりしているのを見ると、改善点がまだまだあるんだろうなと感じました。
まとめ
以上が大統領選挙の様子と投票の手続きでした。
実はトランプ大統領が最初に勝利した4年前も仕事でアメリカに来ていました。その時は夕食を外でとっていたのですが、開票の結果が出るたびに盛り上がっていたような記憶があります。間違いなく歴史的な瞬間だったはずですが、当時はあまり関心がなかったのでほとんど覚えていません...
さて、この大統領選挙の行方がどうなるかまだ分かりませんが、あまり国内がゴタゴタしないことを願っています...
それでは今回はこの辺で。