Boise/アメリカの歯医者について - 初めての歯医者 CleaningとCheck up -
駐在していると日本とアメリカのシステムの違いなどに悩まされますが、その中で一位二位を争うのが病院にかかることだと思います。
私は昔から歯医者によく通っていて、駐在生活している間もアメリカの歯医者には行かずに日本に帰った時に行っている状態でした。ですが、妻がこちらに来たことで日本に帰る機会が減ったため、アメリカの歯医者を探すことにしました。
今回は歯医者の探し方や初めて行った際の体験に関してまとめようと思います。
目次
アメリカの医療保険はややこしい
まず...日本とは保険のシステムが大きく異なります。
日本で企業に勤めていれば、健康保険組合に加入して健康保険証がもらえます。そしてそのまま自分の行きたい科の病院にかかることができ、負担額は3割で済みます。日本人にとってこの当たり前のことが、いかに恵まれていることか。。。
アメリカでは、国民皆保険制度がないため、民間の保険会社に加入する必要があります。また、その保険の種類によっては日本のように行きたい科にかかることができない場合もあります。しかもいろいろ複雑...(私自身理解できていない部分が多いため、システムの詳細は割愛します。)
医療保険と歯科保険が別、とか日本ではなかった話だし。
おそらくではありますが、日本人駐在員の保険は日本と同じように不便なく医療が受けられるようなグレードの高いプランに入っていると思います。これについては勤めている会社によると思いますので、カバーされる範囲やプランを確認するようにしてください。と、偉そうに言っていますが、私もいまだに理解できていません。。。
一つ言えることは、
「自分できちんと理解しないと損をする」
です。最近も色々あったんです...
話をもどして、今回は歯医者についてです。
歯医者選び
ネットで「アメリカ 歯医者の選び方」と調べると、日本語が話せる歯医者がどうとかって出てくるかと思いますが、残念ながらBoiseにそのような選択肢は存在しません。その場合の探し方としては、
①... 周りの日本人に聞く
②... 保険会社のWeb pageで検索
③... Googleのレビューを参考にする
④... 現地の人に聞く
が挙げられます。
① 周りの日本人に聞く
言わずもがなですが、一番安心安全な方法だと思います。何か困っても知り合いに助けてもらえますし、何よりスタッフやお医者さんが日本人の対応に慣れています。(英語をゆっくり話してくれるなど)
② 保険会社のWeb pageで検索
オンライン上のMy pageで調べる方法になります。保険会社によるかもしれませんが、私の会社ではCignaという保険会社を使っていますが、オンライン上でMy pageを作成することができ、そこで様々な情報を検索することができます。
自分の家から一番近い歯医者、レビューのスコアが良い先生、などなど色々なフィルターを設定できますので、簡単に見つけることができます。
③ Googleのレビューを参考にする
そのままの意味です。①や②で聞いた情報を最後にGoogleのレビューで見てみる、ような使い方を私はしています。個人的な意見にはなりますが、日本人よりもアメリカにいる人の方がレビューをきちんと書いている印象があるので、非常に参考になります。Googleレビューはサブ的なイメージで使えると思います。
④ 現地の人に聞く
こちらも参考になると思いますが、日本人に慣れているか分からないのであくまで参考程度でしょうか。私の場合は、病院に行ったときに何か変なことや気になるときがあった時に、こういうのはアメリカでは普通なの?とか聞いて参考にすることはよくあります。
結局、私は同じ駐在員の人たちの意見を参考に歯医者を選びました。家から近かったことも決め手の一つでした。最終的に下記歯医者に行くことにしました。
このページレビューはそこまでハイスコアではありませんが、とてもいい先生で英語もゆっくり話してくれます。治療方針の説明も丁寧ですし、腕も全く問題ないと思います。(治療後の見た目がとてもきれい)
今回は、初回のCleaningとCheck upに関してで、虫歯の治療についての詳細はまた別の記事に書こうと思います。
歯医者で治療を受けるまでの手順
①予約
さて、行きたい歯医者が決まったので実際に行くだけ。なのですが、予約が必要です。電話で行きたい日時と治療したい内容を伝えます。最初の治療内容としては、
「Cleaning and Check up, please.」
でOKです。歯のクリーニングと検査を実施してくれて、もし虫歯などが見つかれば次回以降治療をしてくれます。この病院に通うかどうかは、このときに判断できるかと思います。
②来院
私の行っている歯医者は、来院日の3日前に電話でリマインダーをしてくれます。〇月〇日の×時からだから忘れないでね、という電話をかけてくれます。この辺は病院によるかもしれませんね。
さて、来院当日になったとします。最初に来院するときに必要なものは、
・支払い用のクレジットカード
(後請求で支払わない場合もあります。受付で確認しましょう。)
・保険のカード
・ID
になります。
最初に問診票を記入しますので、10分~15分前には到着しているのが良いと思います。英語の問診票はかなり苦戦しますので...医療用語はなじみがないから特に難しい...
もし、困ったら受付の人にHelpを要請しましょう。特に保険の情報を記入するところは略語の意味など分かりにくい部分が多いので、保険のカードを渡してHelpしてもらうのが良いと思います。
問診票の記入が終わったら、名前が呼ばれるのを待ちます。
③歯医者の雰囲気や治療について
施設の造り的な意味では、病院というよりオフィスのような佇まいと内装です。ほかの病院も日本でイメージする病院というよりはオフィスのような感じでした。アメリカはどこもこんな感じなんですかね。
クリーニングと検査は日本と同じような感じですが、結構しっかりやってくれた印象です。ややパワフルな感じはありましたが...
クリーニングで日本と違いを感じたのは、フロス(歯間の掃除)をやってくれたことです。アメリカにはいろんな種類のフロスが売られていて、歯磨きの際に必ずやるように推奨されています。
検査はX-rayで数枚写真を撮りました。撮った後は衛生士の方がコンピュータに歯の情報を入力していました。どこの歯が治療痕あり、金属はどこで、虫歯が...といった具合です。歯の治療箇所が多いせいか、ものすごく時間かかってました。。。
これらが終わった後に先生が直接見てくれます。
いつものように初めましてと握手。
・・・
で、やっぱり見つかった虫歯。
どうも歯と歯の間に虫歯がいくつかできていたようです。あんまり痛いとか感じていなかったので、びっくり。しかも日本で半年前に検査したばかりだったのに。歯の間にできてたということもあってか、やはりフロスをするように勧められました。
で、今後の治療方針の説明を聞いて、支払金額の見積もりをもらいました。
た、高い...
しかし、日本に帰るわけにもいかないので、虫歯がひどくならないようにしよう、と心に誓いました。日本の1.5倍くらいかと...
④支払いに関して
この時は支払いが必要なく、あとから郵便で請求書が届きました。これもなんだか不思議な感じです。クリーニングと検査で保険がきいて、$50.00-くらいだったと記憶しています。保険きいてその値段?と思うかもしれませんが、保険無いと$300.00-くらいなので、保険ありがたいです。
まとめ
今回はアメリカの歯医者に初めて行った時の話でした。
ややこしいのは保険の仕組みで、歯医者に行ってしまえば日本とほとんど変わりはありません。
次回は、今回見つかってしまった虫歯の治療に関しての体験を書こうと思います。日本と微妙に違うことがあるのですが、それがどのくらい気になるかは個人差があります。日本はサービスが細かいな、と思うことが多々ありました。
それでは、また次回。