アメリカ Boise 赤ちゃんのヘルメット治療に関して -治療を始めて3週間-
私の子ども(生後7か月)がヘルメット治療を始めたことを以前書きました。
過去の記事↓
治療開始して3週間経ったので、気づいたことをまとめておこうと思います。
目次
治療開始(7/2)~現在まで(7/23)の診療に関して
治療を開始したのが7/2だったのですが、
治療開始した次の週とそこから2週間後
の2回Hanger Clinicで経過観察をしてもらっています。
7/23からは2週間おきに経過観察をしてもらうことになっています。
最低でも4か月、最高で6カ月の治療であることを考えると、最低でも7回はClinicに通うことになります。Clinicまでは15分ほどで行けるため、そこまで負担にならないと思っています。田舎の都市の恩恵ですね。実際すごく助かります。
それぞれの経過観察でやってもらったことは下記です。
7/9(治療開始から1週間)
ヘルメットによる押さえつけで肌に異常が起きていないかのヒアリングと視診
をしてもらいました。私の子どもの場合は、押さえつけなどによる肌の凹みやアザはなかったのですが、右耳周りが赤く発疹が出ていました。その部分は確かにヘルメットのパッドがよく当たっている部分だったので、そのことを担当の技師に伝えて対策をしてもらいました。対策は非常に簡単で、クッション材を追加してもらうだけでした。
他に気になることとして相談したのが、臭い。
ヘルメットをつけて3日ほどで、子どもの頭の方から足の臭いが...(古びたスニーカーの臭い)
掃除の仕方に関しては後述します。正直...あまりいい方法はありません!
この日の診療は30~40分ほどで終わりました。
2週間後に予約を入れて帰宅しました。
ちなみに、発疹が出てかゆそうにしているときは下記薬を使用していいと言われていたので、購入して2~3日だけ使ってみました。(あまり長期間使うのは良くないというのをネットで見かけたので控えめに)
- Hydrocortisone 1%(ステロイド)
追加してもらったクッションと塗り薬のおかげで、だいぶ赤みがひいて気にならない程度に肌荒れが改善しました。
7/23(治療開始から3週間)
前回からこの日までで特に問題なく来ました。
Clinicでは普段の様子をヒアリングされ、視診とクッション材の交換をしてもらってあっという間に終わりました。
2週間後に予約を入れて、30分かからずにClinicをあとにしました。
次回は8/6です。
ヘルメット治療を始めて直後の子どもの様子やヘルメットの掃除の方法などを色々書いてみようと思います。
ヘルメット治療中のスケジュールとつけた時の様子
治療開始直後のヘルメット治療中のスケジュール
ヘルメット治療中のヘルメット着用時間は
23時間
も必要です。基本的にはお風呂以外はつけておきましょう、となっていますが、汗を拭いたりヘルメットを掃除するために1日に1~2回10分程度外す分には問題ないとのことです。治療開始後すぐに23時間つけるわけではなく、慣らしの時間が4日あります。具体的なスケジュールは下記です。
- 治療開始日:1時間つける・1時間外す、寝ているときはつけない
- 2日目:2時間つける・1時間外す、寝ているときはつけない
- 3日目:4時間つける・1時間外す、寝ているときもつける
- 4日目:8時間つける・1時間外す、寝ているときもつける
- 5日目:23時間つける・1時間外す、寝ているときもつける
幸いなことに、治療開始日からヘルメット着用時に大泣きすることなく、あっという間に慣れてくれました。そのため基本的に上記スケジュールに従って慣らしていきました。ただ、3日目から”夜寝ているときもつける”ことになっていますが、
4時間以上つけることになるので、夜の着用は避けました。
夜寝るときもつけるようにしたのは4日目で、5日目からは23時間つけられるようにしました。
現在のヘルメット治療中のスケジュール
現在はスケージュールはこちらです。
- 7:30 ヘルメット外す。顔を拭いて保湿。
- 7:40 ヘルメットをつける。
- 8:30 ヘルメットを外して、お散歩。日光を当てて除菌。
- 8:45 ヘルメットをつける。
- 18:00 ヘルメットを外す。お風呂。
- 18:35 ヘルメットをつける。就寝その1。
- 23:00 ヘルメットは外さず、起こしてミルク。就寝その2。
- 翌7:30 起床。
トータルすると、23時間ちょうど。たまに23時間を下回っているかもしれませんが、このスケジュールで固まってきました。
ヘルメット着用時の様子
一番心配なのが、
ヘルメットを取り付けて機嫌が悪くなる・体に異常が出る
かと思います。私も心配していたことです。
すでに書いてしまいましたが、
私の息子は本当に一番最初にヘルメットをつけた時以外はほとんど泣くことなく、順調にヘルメット治療できています。
ここは個人差があるかと思いますが、苦手な子は苦手なのかもしれません。特にアドバイスできなくて申し訳ないですが、あまりにも苦手そうな場合は相談した方がいいかもしれませんね。
ヘルメット着用時の温度管理
今の時期は普通にしていても暑いのに、ヘルメットがついているのでなおさら熱く感じているはず。なので、基本的には
- 半袖ボディースーツ1枚
- 冷房をつける(25度くらい)
でなるべく涼しくしてあげています。低い温度の冷房は体に良くないのかもしれませんが、冷房を高めに設定していたところあっという間に汗でびっしょりになり、発疹がひどくなったことがありました。それ以来、冷房の温度は低めにしています。四六時中ついてるので、電気代が高いです...
ヘルメットの掃除方法
Clinicで教えてもらった方法は非常にシンプルで、
- アルコールを使って布で拭く
- 日光に当てる
でした。アルコールといっても飲むアルコールや工業用のアルコールではなく、消毒用のアルコールを勧められました。英語では、
Rubbing Alcohol
といいます。Clinicで見せてもらったものは、濃度が91%のイソプロピルアルコールでした。下記はCVS(ドラッグストア)の商品ですが、こんな感じのものでした。
英語では、Isopropyl Alcoholで「アイソプロピルアルコ(ホ)ール」といった発音です。
イブプロフェンも「アイブプロフェン」なので要注意です。
91%濃度があると抗菌作用が強く、きれいに保つのに良さそうなのですが、
このCOVID-19のせいで消毒や除菌用のアルコールがなかなか見つかりません。
Amazonなどのオンラインでは工業用などしか見当たらず、近所のWalgreen(ドラッグストア)を見て回ることにしました。
すると、91%ではありませんが70%の消毒用アルコールは見つけられました。
場所によっては在庫数に余裕があったので、Boiseでは比較的簡単に手に入りそうです。
ヘルメットを外すたびにアルコールで拭くものの、やはり消えない足の臭い...
そこで日光に当ててみました。
確かに紫外線は抗菌・消臭に効果あるって聞いたことがありますが、、、
5~10分ほど日光に当てるだけで、臭いが消えました。
日光おそるべし。なるべく日光に当てるのもお勧めします。
まとめ
以上、ヘルメット治療開始後の経過でした。
2か月経ったところでもう一度頭をスキャンして治療の進捗を確認するそうです。
目で見る分には髪の毛が増えたせいか、だいぶ丸みがあってよくなった気がするのですが、お風呂で頭を洗ってあげるときに触ると全然治ってる気がしないように思います。
要するに今のところはよく分からないです。
次のClinicでの経過観察後に状況報告したいと思います。
それでは今回はこの辺で。