30代会社員のアメリカ(Boise Idaho) > シンガポール駐在生活

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Boise生活がちょうど1年経ちました。-振り返りその2 (仕事面)-

前回はBoise生活が1年経って生活面がどのように変わったか、どう感じるかを書きました。 

onikuyama.hatenablog.com

 今回は仕事面に関して書こうと思います。

ただし、あくまで私の例なので必ずしもすべての会社で当てはまるものではありません。(他社の駐在員に聞いて分かったことは多少コメント入れておきます)

 

目次

 

仕事面

駐在員の仕事のスタイル

日本のように厳重に管理されておらず、定時らしい定時はありません。一応、会社に提出する勤務届を見ると8時~17時となっています。遅刻という概念もないので、実際にちゃんと働いているのかは誰も分かりません。そのくらい自由度があり、個人に責任が委ねられています。

では、定時に帰ることはできるのか、というとなかなかそうはいきません。こちらの状況報告や進捗報告をするために、日本と会議をします。Boiseと日本の時差は15時間ありますので、日本の出勤時間に合わせて会議を行うとBoiseは定時後(17時以降)になってしまいます。例えば、日本の10時から会議をする場合、Boiseは日本の前日の19時になります。日本側の都合にもよりますが、Boiseの23時から会議を行うこともあります。したがって、残業時間が多くなる傾向にあります。また、トラブルや顧客の要求事項が重い案件の場合は、会議も増えますし、説明資料の作成等の業務が増えますし...となります。具体的に残業が何時間ということは言えませんが、決して少ないとはいえないくらいの時間です。

 

現地採用人の仕事のスタイル

基本的に帰るのが早いですが、その分朝早くから働いている人が多いようです。7時くらいにメールが飛んできたりします。業務が立て込んでいるときは残業もしますが、基本的には残業はしませんし、日本との会議にも出席しません。会議の場合は、日本語でやるから仕方ないですが...

あとは、ガッツリ休暇を取る傾向にあります。アメリカは祝日が少ないため、休みは自分で有休を使って計画的に取ります。

子供がいる人は6月の夏休みに入ったタイミングで1週間~10日、8月の学校が始まる前に1週間から10日、11月のサンクスギビングで1週間、12月のクリスマス時期に1週間、、、といった感じで土日などとくっつけて長期で休みます。多くの人が旅行に出かけます。こちらでマネージメントする人は、現地メンバーの休日予定をなるべく早く把握して、人員配置しないと回らなくなる状況が発生してしまうかもせれません。現地メンバー同士で融通して予定を組むということはしないので要注意!

早く帰って休みをガッツリとることは権利なので悪いことはありませんが、仕事をいい加減に残したまま休みに入るケースが多いように感じます。どこかで日本人がカバーしてくれるだろうと、と思っている可能性があります。この考え方を改めることができればと思うのですが、実際には難しいでしょう。日本側と会議をして業務を進める以上は、日本人がカバーして日本人の業務時間が長くなるのは致し方ないことです。

 

業務での英語

英語のレベルに関しては前回の記事に書いた通りで、なかなか悪戦苦闘中です。ただ、業務内の英語に関しては当初よりは円滑にコミュニケーションが取れるようになっている気がします。(相手がレベルを落としてくれている可能性もありますが...)

1年でなかなか英語力が伸びないのは、エンジニアという職業柄や社内での立場が関係していると思っています。私の場合は部下がいるわけでもなく、顧客と頻繁に会議をするわけでもありません。現場に出て作業やPCと向き合ってデータとにらめっこすることが多いので、英語を使って会話する機会が非常に少ないといえます。英語に触れる時間が少ないため、思ったほど英語力が伸びていないのだろうと感じています。

今年はこの状況を打破して、英語に触れる時間を増やしたいと思っています。具体的にどうしようかはまだ考え中ですが...

 

そのほか感じること

巷でもよく言われていますが、自分の意見をはっきり言う必要があることです。口に出して意見を述べなければ、「同意したと思われる」か「何も考えてないと思われる」か、になります。どちらかというと、「何も考えていない奴」と思われる気がします。英語が達者でなくても、自分から自分の口から話をすることがいかに大切かを思い知らされました。英語ができない人と認識をしてくれていても、意見を言う場では対等に扱われます。日本の会議のようにダラダラとやらないので、様子をうかがっているといつの間にか結論が出ていて、自分が思う方向と違う方に進んでいくことも多々あります。そんな私もまだまだ人に言えるほどではありませんので、まだまだ鍛錬しないといけないと思っています。英語で素早くアウトプットするいい練習になりそうですしね。

 

 

今回は、仕事面でこの1年感じたことを振り返ってみました。

その人の立場や職種によっても感じ方は色々変わると思いますが、少しでも参考になったらと思います。忘れないようにこうして文章に残して、来年はより高い次元で話ができるようにこの1年も頑張りたいと思います。

では、この辺で。